より良い仕組み

靴下が片方縮んだ。同居人がかけてくれた乾燥機の中に紛れ込んでしまっていたのだ。もちろん憂鬱だったが、わざとやっていないことを責めても仕方がない。これは同じことを自分がする可能性もあるので、そうならない仕組みをつくるべき。人間の精度をあまり信じなければ、不慮の悲しみをなるべく少なくすることができる。

ああでも縮んだな靴下。事実として。こういうときに限ってちょっとだけ高いやつなんだよな。考えながらコーヒー豆を3杯、グラインダーに入れてスイッチを押す。大体10秒で挽き終わるから、挽けたらコーヒーメーカーにセットしてボタンを押す。

悲しいときや気持ちがふさいだとき、なんだかやる気が起きないとき、無理やり別のことをするとかなりいい気がしていて、最近はコーヒーを淹れることがそれにあたる。この「こと」には複数の動作を含んでいるほうが好ましい。慌ただしい朝、飲む時間は全然ないのでタンブラーに入れて持ち出す。外に出ると、晴天。昨日吹いていた強風も止んだ。いい日の予感。

歩きながら考えたんだけど、靴下とか乾燥機にかけないものは別のカゴに入れたらいい気がするよね? というかもしかしてみんなとっくにそうしてるのかもしれない。うちもそうしよ。ちょうどいいカゴ探そ。